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つらいことや苦労することって何?和裁士ならではの悩みについて

ファッション専門学校の中には、洋服に関連するところだけではなく伝統的な和服に特化した学校もあります。
そこでは、和裁士を目指すことも可能です。しかし、実際に和裁士を目指すとなると、知っておきたい事はたくさんあるのではないでしょうか。そこで、ここでは、和裁士ならではの悩みについてまとめています。

・和裁士の苦労について知りたい人
・実際に働く前に覚悟をしておきたい人
・和裁士になろうか悩んでいる人

上記に当てはまる人は、とくに知っておきたい内容となっていると思うので、ぜひとも読んでみてください。あらかじめ、苦労や悩みを知っておくことで、和裁士になる覚悟というものも決まると思いますよ。

■心身的にも経済的にも疲れることが多い!

和裁士の仕事は長時間座りっぱなしで行います。
細かい作業も多く、長時間集中して進めることになりますので、身体や精神がとても疲れる仕事でもあります。慢性的な肩こりや腰痛、疲れ目といった症状が出やすく、これが悪化すると視野が落ちてしまったり、ヘルニアになってしまったりするなどの厄介な病気に繋がる可能性もあります。
それでも、納期が近いとまともに休めないという困った事態に陥ることもあります。

また、経済的にも余裕がない場合が多いという点も苦労するポイントです。
和裁士の仕事だけでは食べていけず、和裁教室や講師などの仕事を引き受ける人や、和服関連のお店を経営する人もいるようです。こうした経済面のつらさは学生のうちからよく考えた方がいいかもしれません。

■本当にやりたい仕事なのか考えてから目指すのも大事です

心身や経済のことを考えると、ただ単に生きていくためには一般的な会社に勤める方がいいということもあります。
それでも、和裁士として働きたいかどうか決める際には、どうしても和服に関わりたいかどうかというところを重視するといいかもしれません。

お金ではなくやりがいを求めている人にとっては、和裁士の仕事は魅力的だと思います。自分が何をしたいのか、若いうちからよく向き合って、慎重に考えるようにしましょう。

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